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ステップ1(目次) → 9. 複写・鏡像・回転・移動
9. 複写・鏡像・回転・移動
◆
複写
・
連続複写
◆
鏡像
・
文字の鏡像
◆
回転
・
角度の参照
◆
移動

(複写コマンド)で図形を複写することが出来ます。
では、この三角形を複写してみましょう。
>手順<
@複写コマンドを実行
するとコマンドラインに[オブジェクトを選択]と表示されます。
A三角形を選択し、右クリックで確定
B複写の基点を指定
コマンドライン:[基点 または 移動距離を指定 または [連続(M)]:]
C複写したい位置までカーソルを移動
コマンドライン:[基点 または 移動距離を指定 または [連続(M)]: 目的点を指定
または <基点を移動距離として使用>:]

D左クリックで複写完了
■連続複写
上記手順Bで基点を選ぶ前に「連続(M)」を指示すると、同じ図形を連続で複写できます。
>手順<
@複写コマンド実行
Aオブジェクトの選択
B連続を指示
[基点 または 移動距離を指定 または [連続(M)]: M] Enter
C基点を指定
Dあとは上記手順(CとD)の繰り返し

(鏡像コマンド)で図形を鏡像(反転複写)することが出来ます。
では、この三角形を鏡像してみましょう。
>手順<
@鏡像コマンドを実行
するとコマンドラインに[オブジェクトを選択]と表示されます。
A三角形を選択し、右クリックで確定
B対称軸の1点目(A)を指定
コマンドライン:[対称軸の 1 点目を指定: ]
C対称軸の2点目(B)を指定
コマンドライン:[対称軸の 1 点目を指定: 対称軸の 2 点目を指定:]
D元の図形を残す
[元のオブジェクトを削除しますか? [はい(Y)/いいえ(N)] <N>: N] Enter
E鏡像完了
[補足]
手順Dで[ はい(Y)]を指示すると、元の図形は削除され、鏡像後の図形のみが残ります。
■文字の鏡像
左の図形を鏡像してみると、右のように文字まで反転されてしまいます
こういう場合は、「
MIRRTEXT」コマンドを使います。
>手順<
@コマンドラインに直接「MIRRTEXT」と打ち込む
[コマンド:MIRRTEXT] Enter
Aテキスト反転させない[0]を指示
[MIRRTEXT の新しい値を入力 <1>: 0] Enter

(回転コマンド)で図形を回転することが出来ます。
では、この三角形を回転してみましょう。
>手順<
@回転コマンドを実行
するとコマンドラインに[オブジェクトを選択]と表示されます。
A三角形を選択し、右クリックで確定
B回転の基点を指定
コマンドライン:[基点を指定]
C角度(例:180)を指定
[回転角度を指定 または [参照(R)]: 180] Enter

D回転終了
■角度の参照
角度がよく分からない場合はどうしたらいいのでしょうか。
例えば、△ABCの辺BCを、水平線BDに重なるようにしたい場合。
∠CBDが分かれば簡単なのですが、この場合は分かりません。
こういう場合は、「角度の参照」を利用します。
>手順<
@回転コマンドを実行
A三角形を選択し、右クリックで確定
B基点を指定
C参照を指定
[回転角度を指定 または [参照(R)]: R]
D参照する辺の1点(B)を指定
コマンドライン:[参照する角度 <0>:]
E参照する辺のもう1点(C)を指定
コマンドライン:[参照する角度 <0>: 2 点目を指定:]
F回転先の線分BD上を指定
コマンドライン:[新しい角度を指定:]
G回転完了
意味を理解しておこう
先ほどの手順では、操作が分かりやすいように説明しましたが、ここで今回の操作の意味を理解しておきましょう。
手順Cで「参照」を指示しましたね。
続いて手順Dで点Bを指定しました。これは、Bを基点(原点)とするためです。
次に、手順Eで点Cを指定しました。これは、辺BCの水平線における角度、すなわち∠CBDを取ったのです。この角度をどうしたいのかという事です。
そこで、この角度(∠BCD)を手順Fで0度(水平線BD)に合わせたのです。
もし線分BDが水平(角度0)では無いとしても、手順Fで合わせたい角度=変更後の角度(水平線における線分BDの角度)を指示してあげればいいのです。要するに、手順Fで線分BD上の点を指定すれば良いということです。
少しややこしいですが、自分で色々試してみてくださいね。

(移動コマンド)で図形を移動することが出来ます。
では、この三角形を、頂点Aを基点として点Bまで移動してみましょう。
>手順<
@移動コマンドを実行
するとコマンドラインに[オブジェクトを選択]と表示されます。
A三角形を選択し、右クリックで確定
B基点(A)を指定
コマンドライン:[基点 または 移動距離を指定: ]
C目的点(B)を指定
コマンドライン:[基点 または 移動距離を指定: 目的点を指定 または <基点を移動距離として使用>:]
D移動完了
[補足]
目的点までの距離が分かっている場合は、手順Cでその距離を指示します。
例:X方向に100、Y方向に200移動させる
[基点 または 移動距離を指定: 目的点を指定 または <基点を移動距離として使用>:
@100,200]
また大雑把に移動したい時は、基点を任意の位置(どこでも良い)に取り、カーソルを動かして目的点を決めます。
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1 - 8. 文字
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