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7. Oスナップ(オブジェクトスナップ)
◆
Oスナップ
・
端点
・
中点
・
交点
・
仮想交点
・
垂線
・
近接点
・
中心
・
四半円点
・
接線
・
基本設定
[補足]
Oスナップの循環
作図を助けてくれるものにOスナップ(オブジェクトスナップ)というものがあります。
これは図形の端点、中点などを自動的に導いてくれるものです。
※単独で使う事は出来ません。
たとえば、ある線分の中点を中心とした円を描きたい時など、他コマンド実行中に補助してくれるものです。
まずは、設定してみましょう。
>手順<
@画面下ステータスバーの「Oスナップ」を右クリック
A「設定」をクリック
すると「作図補助設定」ダイアログボックスが開きます(↓)。
ここで、
常時自動的に導きたいモノを選択します。

よく使うのは「端点」「中点」「中心」「交点」だと思います。
チェックをつけたら「OK」で確定しダイアログボックスを閉じます。
「Oスナップ」をオンにしておきましょう。
ファンクションキー[F3]でも切り替えができます。
オン
 |
オフ
 |
これで先ほど選択した「Oスナップ」は常時自動的に導かれるようになります。
では、選択していない「Oスナップ」はどうしたら良いのでしょうか。
毎回先ほどの手順を繰り返すのは面倒ですね。
こういうときは、「一時Oスナップ」を利用します。
>手順<
@画面上部にあるOスナップツールバーを押し続けながら下にドラッグします。
A操作したいコマンドにマウスポイント(矢印)を合わせ左マウスを放します。

トラッキング
一時的に決めた点からの水平、垂直方向への交点

基点設定
一時的に決めた点からの指定距離にある点

端点
オブジェクトの端

中点
オブジェクトの中点

交点
図形の交点

仮想交点
交わっていない図形の交点

中心
円、楕円、円弧の中点

四半円点
円、楕円、円弧の四半円点

接線
円周上の接線の点

垂線
図形への垂線となる点

挿入基点
ブロック、文字の挿入基点

点
点

近接線
線上の任意の点

一時的に解除

設定
さてさて、このままではよく分からないと思うので、主な「Oスナップ」を実際に使ってみましょう。
■端点

まずは適当な線分を描いてください。
(例)右端の点を中心とした円を描きたい
>手順<
@円コマンドを実行
ここで、コマンドラインに[中心点を指定]と指示されます。
A線分の右端近くにカーソルを合わせる
どうですか?自動的に「端点」が導かれましたね。
あとは、その端点を中心として円を描けば良いのです。
Bクリック(確定)してその「端点」を中心に円を描く
[補足]
設定で「端点」を選択している場合は、このように自動的に「Oスナップ」が取れますが、設定していない場合は「一時Oスナップ」を使いましょう。
>手順<
@円コマンドを実行
A「一時Oスナップ」から

(端点)を実行
あとは同じです。
カーソルを近づけると自動的に端点が導かれます。

他の「Oスナップ」も基本的には同じです。
設定していないスナップを取りたいときは、一時Oスナップを使います。
重要なのは、今回のように何かのコマンドを実行している際、補助的に用いるのが「Oスナップ」です。
単独では用いる事が出来ないので注意しましょう。
以下、主な「Oスナップ」を簡単に紹介しておきます。
色々と自分で試してみてくださいね。
■中点

■交点
(例:線分Aと線分Bの交点)
■仮想交点
(例:線分Aと線分Bの仮想交点)
>手順<
@線分コマンドを実行
A一時Oスナップの

(仮想交点)を実行
B線分Bを選択
コマンドライン:[ _line 1 点目を指定: _appint どこの]
C線分A付近にカーソルを合わせる
コマンドライン:[ _line 1 点目を指定: _appint どこの と]
自動的に仮想交点が導かれましたね。
■垂線
(例:点Bから線分Aへの垂線)
■近接点
(例:点Bから線分A上の任意の点まで線分を描く)
■中心
■四半円点
■接線

(例:点Aから円への接線を描く)
■基本設定
(例:点AからX方向に80、Y方向に40離れた点Bを基点に線分を描く)
>手順<
@線分コマンドを実行
A一時Oスナップの

(基本設定)を実行
コマンドライン:[ _line 1 点目を指定: _from 基点:]
B点Aを選択
C点Bまでの相対距離を指定
[ _line 1 点目を指定: _from 基点: <オフセット>: @80,20] Enter
これで線分コマンドの始点(点B)が取れましたね。
[補足] Oスナップの循環
下の図を見てください。
分かり難いですが、実は今スナップが取られている「交点」のすぐ左に、線分Aの「中点」があります。
「交点」のスナップを取りたいのですが、自動的に「中点」が取られてしまう事があります。
こういう場合、一時Oスナップで「交点」だけを取るか、
[Tab]キーでOスナップを循環させます。
目的のOスナップが取りづらい場合
方法 1: |
一時Oスナップを使って目的のスナップだけを取る |
方法 2: |
[Tab]で循環させる |
1 - 8. 文字
1 - 6. 円弧
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