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ステップ1(目次) → 2. 線種の設定・図形の選択
2. 線種の設定・図形の選択
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線種のロード
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グローバル線種尺度
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色
◆
重なった線分(選択の循環)
◆
窓選択と交差窓選択
線分には色々な種類があります。
まずは、描きたい線種をロードしておきましょう。
>手順<
メニューバーの「形式」→「線種設定」

[補足]
オブジェクトプロパティツールバーの線種選択から「他」を選んでも同じです。

「線種管理」ダイアログボックスが開きます。
>手順< 「ロード」をクリック
すると、「線種のロードまたは再ロード」ダイアログボックスが開きます。
>手順<
@線種を選ぶ
A「OK」で確定する
線種管理ボックスを見てみると、先ほど選択した線種がロードされています。
何種類かの線種をロードしたい場合は、上記手順(「ロード」から)の繰り返しです。
[練習]
「CENTER」と「HIDDEN」をロードしてください。
グローバル線種尺度とは、図面全体に対する線種の間隔尺度の事です。
尺度が合っていない場合、一点鎖線(CENTER)などで描いても、実線に見えてしまいます。
下の2つを比べてみてください。
グローバル線種尺度:
1
グローバル線種尺度:
0.3
上の長い線と、下の短い線はともに一点鎖線で描いたものです。
尺度:1では尺度が合っていないため、短い線が実線で描かれていますね。
そこで、尺度を0.3に変えてみると両方とも一点鎖線で表示されました。

描く図形が「大きい」場合は、グローバル線種尺度も「大きめ」に設定
描く図形が「小さい」場合は、グローバル線種尺度も「小さめ」に設定
>手順<
メニューバーの「形式」→「色設定」
[補足]
オブジェクトプロパティツールバーの色選択から選ぶことも出来ます。(下画像)
この方が操作が早くて便利です。
それでは、実際に線分を書いてみましょう。
線分は左ツールバーにある

(線分コマンド)で描きます。
[完成図]

[線種設定の参考図]
>手順<
線分A
1.線分コマンドをクリックし、始点(@)を選ぶ
2.続いて、終点(A)を選ぶ
3.「Enter」もしくは「右クリック」でコマンド終了
線分B
1.線分コマンドをクリック
2.線種設定で「CENTER」を選択(参考図)
3.色設定で「RED」を選択
4.あとは線分Aと同じ
線分C
・線種は「HIDDEN」
・色は「BLUE」
※コマンドウィンドウを見ながら、その指示に従って作図しましょう。コマンドラインは作図の手助けをしてくれる、非常にありがたいナビゲーションです。常に確認しながら作図する癖をつけてくださいね。
先ほど3本の線分を並列に描きましたね。
この場合、1つの線分だけを選択するのは容易な事
(クリックするだけ)です。
しかし、この3本の線分が重なっていた場合はどうすればいいのでしょうか。
少し分かり難いですが、上図は先ほど描いた線分A、線分B、線分Cが重なっている状態です。
線分A(一番下) +
線分B(真中) +
線分C(一番上)
この状態で線分を選択(クリック)すると、一番上の線分Cが選択され、線分Aと線分Bは選択できません。
こういう場合は、「Ctrl」を押しながら線分をクリックし、選択を循環させるのです。その後、選択したい線分を確定します。
>手順<
@「Ctrl」キーを押しながら重なっている線分をクリックします。このとき、コマンドラインに
<循環 オン>と表示されます。
A続いてマウスを少しずらし、適当な位置で左クリックします。クリックする度に選択される線分が変わります。
B選択したい線分がハイライトされたら、「Enter」もしくは「右クリック」で確定します。このとき、コマンドラインに
<循環 オフ>と表示され、選択が確定します。
※ここでは循環させた後、線分Bを選択しています。
[補足]
「Shift」を押しながらクリックすると、選択していた線分(図形)を解除する事が出来ます。
例えば、平行に並んだ線分A、線分B、線分Cを順にクリックし、全て選択状態にしておきます。
その後「Shift」キーを押しながら線分Bをクリックすると、線分Bの選択状態が解除され、線分A、線分Cの2つの線分を選択した状態にする事が出来ます。

選択の循環=「Ctrl」を押しながら左クリック
選択の解除=「Shift」を押しながら左クリック
図形の選択には、個々をクリックしていく以外に一括選択できる「窓選択」と「交差窓選択」があります。
□窓選択
左から右へと選択範囲を取った場合、その範囲に
完全に含まれる図形のみが選択されます。
■交差窓選択
右から左へと選択範囲を取った場合、その範囲と
交差する図形が選択されます。
1 - 3. 距離・ポリライン・長方形
1 - 1. 画面説明
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